多重人格(解離性同一性障害)とは?


Dissociative Identity Disorder

《解離性同一性障害》とは

以前は、『多重人格性障害(Multiple Personal Disorder)』と
呼ばれていたものです。
この障害では、あたかも、一人の身体に二人以上の人間が
存在しているかのような現象が認められます。
つまり、一人の人の中に、他とははっきり区別出来る人格状態、
あるいは、同一性が二つ以上存在していて、
それらが、時々交代しながら現れて、その人の言動を
コントロールするのです。

もともと、その人の、人となりを『主人格』と呼び、
それとは違う人格状態の事を『交代人格』と呼ぶ事があります。

この障害は、女性に多く、
男性に比べて、2〜9倍の割合で認められると言われています。


《症状》
おもな症状は、主人格の他に、一つ以上の交代人格が存在していて、
時々主人格に変わって、その人の言動をコントロールする事です。

通常、交代人格は、それぞれ、別の名前を持ち、
年齢も違いますし、独自の生い立ちをもっています。
さらに、性別が違う事もあります。
ある人格状態は、内向的でおとなしい性格であるのに対して、
別の人格状態は、敵意に満ちていて、攻撃的であるというように、
性格も違います。

ある人格状態が、その人の言動をコントロールしている間の事を、
他の人格状態が、覚えている事もあれば、
覚えていない事もあります。
一般的に、おとなしくて受け身的な人格状態は、
覚えていない部分が多く、
支配的な人格状態や、『保護者』と呼ばれる人格状態は、
他の人格状態にある時の、出来事も
覚えている事が多いと言われています。

患者さん自身が、この病気を自覚するきっかけは、
『空白の時間』の存在に加えて、
身に覚えのない体験の存在です。
例えば、買った覚えのない洋服を自宅で見つけるとか、
見ず知らずの人から、親しげに声をかけられるといった体験です。


《ライジングより一言》
この、『解離性同一性障害』という病気は、本当に難しい病気だと思います。
私もテレビでは、見た事がありましたが、もちろん、実際、目の前で体験するとは、
思ってもみませんでしたし、それまでは、信じられませんでした。

しかし、実際目の前にすると、『これは、演技なんかではない!!』
まして、悪霊や、霊などが入りこんだものでもない!!
『彼女は彼女』なのです。確かに、他の人格が出ている時には、本人の記憶は無い。
『彼女の中にある、欲求や意志』等(これは、誰もが内面に持っているものです)が、
たまたま、形となって現れたものなのです。
実際に、人格によって、視線、タバコの持ち方、雰囲気、癖等、全く異なります。

とにかく早急に、専門医へ受診して頂いた方が良いと思います。
又、私は、実際に体験しておりますので、いろいろ相談に乗れると思います。
自分が、『解離性同一性障害』という方、また、身近に居られる方、
真剣に悩んで居られる方、相談に乗りますので、
お気軽に声を掛けて下さい(*^_^*)


《参考文献》
こころの医学事典

[発行所]
(株)講談社

[監修]
野村総一郎:防衛医科大学校精神科学講座教授
樋口輝彦:国立精神・神経センター国府台病院病院長

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送